意図的に起こされているという説

都市伝説には陰謀説に関わるものも多い。2011年3月11日に発生した東日本大震災のときにも、ネットやSMSで話題になった「人工地震」HAARP(ハープ)がとりただされた。

自然災害であるはずのその地震が、なんと意図的に起こされているというのである。ではこのHAARP(ハープ)とは一体何かというと、「電離層やオーロラを観察する為の観測装置」高周波を電離層に発信し、その挙動変化や無線への影響を調査する為の物らしいです。

このHAARP(ハープ)は超強力な電磁波を飛ばすことが出来るので、地震が起きやすい断層にピンポイントに当てることによって地震を発生させる。または、低気圧などに電磁波を当てハリケーンや台風にするなどの気象兵器となっているというもの。

超強力な電磁波兵器により、活断層に衝撃を与えるというもの、また小型核爆弾やバンカーバスター(地下の目標を破壊するための特殊な爆弾)のような通常兵器を改良して火山層に刺激を与えるという話もある。

いずれにしても共通しているのは、なんらかの「兵器」が使われている、ということである。では、どこの誰が、どんな目的で、人工的に地震を起こそうとしているのか?この疑問にかんする答えについても、いくつかのバリエーションがある。

①超大国(アメリカ、中国)などが大災害を起こすことによって、災害派遣を囗実に軍隊を送り込み、やがてその国を実質的な支配下に置こうとしている。
②世界を牛耳る秘密結社が、増えすぎた人口を調整するためにときおり、間引きするためにやっている。
③軍隊の有用性を認めない国民に、軍隊の活躍の機会を見せつけるため。などである。

じつに荒唐無稽な話ではあるのだが、主にカルト集団など、過激な反政府(あるいは反グローバル)組織や団体のなかでは、この話が公然たる真実のように流布しているともいう。

これらの陰謀論は、オウム事件の起きた1995年以降、日本でもインターネットなどのツールを通して、とくに若い層に広かっていった。ときには、実在した科学者二コラーテスラ(1943年没)の名前を使って、「彼が地震兵器を最初に発明した」ともっともらしい注釈がつけ加えられることもある。

しかし、テスラが地震兵器をつくったという証拠はどこにもなく、むしろつけ加えるなら、現在の科学者たちのあいだでは、テスラの科学性に疑義の念を抱くものもいるという事実のほうだろう。常識的に考えればわかるとおり、地震は「自然災害」である。