またたく間に全世界に広がっていった

都市伝説でも人気になのがテレビや芸能関係、いくつかあるなかでまとめてみました。1980年代の中ごろ、当時としてはちょっと目新しい印象のCMが流れていた。

そのCMは、あるティッシュメーカーのもので、人気女優が赤い背景をバックに座り、彼女の前を赤鬼のコスチュームを着た外国人の子どもがティッシュを抜き取っていくという穏やかでコミカルなもの。

ただひとつ、BGMの英語のアカペラが少しミスマッチではだった。ところが、このCM撮影後から悲劇が連続した、という噂が流れた。

その詳細は、「赤鬼を演じた子どもが、放映前に3日3晩、金縛りに苦しんだまま急死した」「撮影したカメラマンも、サウナで加熱機が故障したために焼死した」「女優自身も、撮影直後からの極度のノイローゼで入院した」というもの。

さらに、「このCMを偶然録画した人がそのビデオを再生してみると、亡くなった子どもが演じた赤鬼が青鬼に変わり、BGMのアカペラも若い女性の声から、不気味な老婆のものになっていた」というものもある。この噂にはさらに後日談がある。

「関係者が調べたところ、問題は使用されたBGMにあることがわかった。じつはあの曲はキリスト教国においてはもっぱら黒ミサに使われ、「悪魔の歌」とも呼ばれるものだったのである。

その歌詞の内容は『死ね……死ね……呪い殺してやる』という、まさに呪いの曲だった……」このCMは、実際にオンエア終了後にメディアでも話題となった。ただしその理由は、人気女優の起用と、内容の斬新さにあった。

もちろん死人などひとりも出ていないし、BGMに使用された『It s A Fine Day』もタイトルどおり、極めて平和な歌である。

世界的有名なバンドの「ビートルズ」のメンバーの一人、ポール・マッカートニーがすでに死亡しているのでは?はじめに、話題になったきっかけは、1969年アメリカーイリノイ州の大学の学内新聞だった。

新聞を発行する学生たちは、ビートルズのいくつかのアルバムを穴の開くほど検証し、かなり強引な理論を展開した。たとえば、『アビイーロード』ではこうだ。

「左利きのポールが、ジャケット写真では右手にタバコを持つ。すでに替え玉だ」「収録曲『カムートゥゲザー』には1と1と1で3、すなわちポール以外の3人の結束を示す歌詞がある」完全にこじつけだが、これらの話がラジオで紹介されるや、またたく間に全世界に広がっていったのだ。もちろん、当の本人は否定している。

これにて終息かと思えば、このポールを「替え玉だ」といぶかう声も登場。日本にも公演に来るので、是非ご自分の目で確かめていただきたい。